2008.03.19
実は同じことをしているのではないの?
僕の通う大学というのは、割と公務員になる人の多いところである。進路関係の資料を見ると、男子で20%、女子でも16%が地方、あるいは国家の公務員になっていることがわかる。
そういうところに通っていると、進路を考えるとき、公務員、という選択肢が比較的容易に浮かんでくるようになる。公務員って待遇もいいって聞くし、いっちょ試験を受けてみようか、と思うようになる。就活、しんどいし、なんて。
だから、新聞広告でこのタイトルを見つけたときには興味を持たずにはいられなかった。
『実は悲惨な公務員』(山本直治著 光文社新書)
いきなり淡い期待を打ち砕くタイトルである。公務員って、思っていたほどよくはないのか?
僕はすぐさま書店に出向き、この本を買って来た。
今、読んでいる最中。
そこで、気になる記述に出会う。
《お役所は計画経済の発想で動くため、節約してお金を返した場合、財政再建に貢献したと褒められるどころか、節約できるのなら最初から少なめに予算要求しろといわれやすいのです》
役所が、予算を使い切るために無駄な公共事業を行なったりするのは、「計画経済至上主義」が原因である、というのである。
「計画」による弊害。どこかできいたような話。
そう、『「食い逃げされてもバイトは雇うな」なんて大間違い』(山田真哉著 光文社新書)に出てきた、企業が「禁じられた数字」を生み出す元凶となっていたのも、たしか「計画信仰」だったはず。あの本のケーススタディーでは、実際にはそれ以上の利益が上がっていたにも関わらず、事業が計画通りに行なわれたように見せるために、支出を増やして利益を目減りさせようとした企業が登場していた。
計画に縛られるあまり、無理や無駄を生み出す。官庁にも民間企業にも、実は同じ構造が存在しているのだ。
役所の予算執行については、とかく批判されることが多い。でも、少なくとも民間企業の管理職や、「計画」に重きを置く銀行や投資家には、役所を批判する資格はないのではないか。だって、同じことをしているのだから。
まったく正反対、みたいな顔をしているふたつのものが、実は同じ病を抱えていたとは、とても意外な発見だった。
そういうところに通っていると、進路を考えるとき、公務員、という選択肢が比較的容易に浮かんでくるようになる。公務員って待遇もいいって聞くし、いっちょ試験を受けてみようか、と思うようになる。就活、しんどいし、なんて。
だから、新聞広告でこのタイトルを見つけたときには興味を持たずにはいられなかった。
『実は悲惨な公務員』(山本直治著 光文社新書)
いきなり淡い期待を打ち砕くタイトルである。公務員って、思っていたほどよくはないのか?
僕はすぐさま書店に出向き、この本を買って来た。
今、読んでいる最中。
そこで、気になる記述に出会う。
《お役所は計画経済の発想で動くため、節約してお金を返した場合、財政再建に貢献したと褒められるどころか、節約できるのなら最初から少なめに予算要求しろといわれやすいのです》
役所が、予算を使い切るために無駄な公共事業を行なったりするのは、「計画経済至上主義」が原因である、というのである。
「計画」による弊害。どこかできいたような話。
そう、『「食い逃げされてもバイトは雇うな」なんて大間違い』(山田真哉著 光文社新書)に出てきた、企業が「禁じられた数字」を生み出す元凶となっていたのも、たしか「計画信仰」だったはず。あの本のケーススタディーでは、実際にはそれ以上の利益が上がっていたにも関わらず、事業が計画通りに行なわれたように見せるために、支出を増やして利益を目減りさせようとした企業が登場していた。
計画に縛られるあまり、無理や無駄を生み出す。官庁にも民間企業にも、実は同じ構造が存在しているのだ。
役所の予算執行については、とかく批判されることが多い。でも、少なくとも民間企業の管理職や、「計画」に重きを置く銀行や投資家には、役所を批判する資格はないのではないか。だって、同じことをしているのだから。
まったく正反対、みたいな顔をしているふたつのものが、実は同じ病を抱えていたとは、とても意外な発見だった。
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